「大腸カメラって費用が高そう・・」
「そもそも保険適応で検査を受けられるの?」
上記のようなお考えをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
実際大腸カメラを受ける患者様の中には検査費用に不安を感じている方が多くいらっしゃいます。
そこで本記事では、大腸カメラ検査にかかる費用の詳細について解説いたします!
※診療報酬は1点が10円となっており、医療行為に対し、それぞれ全国で統一された点数が決まっています。本記事では点数(費用)という形で表記していきます。
■大腸カメラ検査の費用
大腸カメラは有症状の方や病気の経過観察目的の方は保険適応となります。
大腸カメラ検査の費用は1550点(15500円)です。費用としては、患者様の自己負担率によって変動しますが、約2500円〜7500円となっています。(1~3割負担の場合)
■更に詳しく!大腸カメラ検査の費用を解説
①大腸カメラ検査前の診察にかかる費用
診察料(初診料)
まず、診察料について説明します。初めての診察には、初診料がかかります。初診料は288点(2880円)です。
採血料
次に、採血料が必要になります。健診などですでに採血をされている方は必要ありませんが、必要な方は422点〜858点程(4220円〜8580円)の採血料が必要となります。
再診料
大腸カメラ検査の当日は、再診料が必要です。再診料は73点(730円)です。
②大腸カメラ検査目の薬剤(下剤など)にかかる費用
大腸カメラ検査時には、下剤以外にも様々な薬剤が使用されます。大腸内の泡を抑えるガスコンや下剤服用時の吐き気を抑えるプリンペラン錠などがあります。それらには、それぞれ費用がかかっており、約10点(100円)となります。
下剤には何種類かあります。下剤は種類によって費用が変動します。よく使用される種類である、モビプレップは1958円です。
下剤によって飲み方や味にも違いがあります。ですので、下剤を選択できる医療機関を選択することをお勧めします。下剤に不安を抱えている方は当院でご受診ください。
③検査食の費用
検査食の購入は必須ではありません。しかし、検査前日の食事について悩まれる方は多くいらっしゃいます。検査食を購入することで前日の食事に関して考える必要がないので楽になります。3食入りで1440円(税込み)になります。
④大腸カメラの静脈麻酔(鎮静剤)にかかる費用
内視鏡検査の静脈麻酔を使用する場合には、費用がかかります。こちらも使用する種類により変動しますが、6点〜54点(60円〜540円)の費用がかかります。
⑤検査時の粘膜点墨法加算の費用
大腸の観察時には、インジゴカルミンという青い液体を散布することがあります。この液体を散布することで、大腸粘膜の凹凸が明瞭となり観察がしやすくなります。このインジゴカルミンを使用した場合には粘膜点墨法加算として60点(600円)の費用がかかります。
■症状によってかかる追加費用
①病理検査にかかる費用
腫瘍などが疑わしいと判断された場合に、組織を採取し病理検査を行います。
病理検査で利用する、プレパラートの作成に内視鏡下生検法として310点(3100円)、病理組織顕微鏡検査として860点(8600円)、病理診断料として150点(1500円)の費用がかかります。合計で1320点(13200円)の費用がかかります。
ここから、検査する臓器が増えればその分追加の費用が発生します。
②大腸ポリープを切除した場合の費用
大腸カメラ検査を行う中でポリープが発見された場合、その場で切除することがあります。
その際には、日帰り手術となり追加の費用が発生します。
■まとめ
今回の記事では、大腸カメラ検査にかかる費用について解説しました。
大腸カメラ検査の費用に関するポイントをまとめると以下の3点です。
・大腸カメラ検査の自己負担額は約2500円~7500円程(自己負担率により変動します)
・大腸カメラ検査は費用とは別に診察費用や採血費用がかかる
・ポリープ切除や組織検査を行った場合は追加費用が必要になる
以上が本記事で解説した内容のまとめとなります。
是非ご参考になりますと幸いです。
【当院の予約はこちら:
https://wakonaishikyo.reserve.ne.jp/sp/index.php? 】